小学校以来、断固として行かなかった
耳鼻科に先日行ってまいりました。
花粉症の村木です。
ようやく情報解禁となりました!
ででん!!
そう!
Nothing's Carved In Stone生形真一氏です!
『MR.355生形真一 Gibson Memphis ギタークリニック』
ギブソン・メンフィス・ファクトリー新製品や王道モデルの
特徴やスペックなどの解説を交えてデモ演奏を行っていただき
現行のメンフィス製品を徹底解剖いたします!
今回、生形氏にオファーさせていただいたのは
ギブソン・メンフィス・アーティストである事が第一の理由ですが
何と言ってもわたしが個人的にファンでしてw
エルレめっちゃ聴いてました。そしてコピってましたw
そんな方と一緒にお仕事が出来る事を嬉しく思います。
なお、先程ご予約数が定員に達しましたので、
受付を締め切らせていただきます。
※キャンセル待ちは後日あらためて
ツイッターにてアナウンスさせていただきます。
沢山のご応募を頂きまして誠にありがとうございました!
--------------------------------------------------
ご予約頂きましたお客様へ
やむなくご来場できなくなってしまった場合は
ご一報いただけると助かります。
無断でキャンセルされますと、
追加のご案内が出来なくなってしまいます。
個人的にも空席は作りたくないですし、
何より生形氏に気持ちよく演奏してもらうためにも
何卒ご協力の程、宜しくお願い致します。
--------------------------------------------------
なお、開催は3月19日(土)となりますが、
この日から三日間、御茶ノ水地区黒澤楽器店エレキ取扱店にて
催事を行います。
当店はギブソンエレキが大集結します。
詳細はあらためてアナウンスさせていただきます。
お楽しみに
村木
NCIS生形氏イベント開催決定!!
「ほしのおすゝめ-(2)Gibson LG-1」
長らく更新を怠っている間に4F アコースティックフロア配属になりました、星です。
ぼくのはじめてのGibsonアコースティックはLG-0[1964年製]でした(図0)。オールマホガニーにビス止めのピックガードという頼りないルックス、素朴な箱鳴りに惹かれ、そしてヴィンテージながらお手頃なことが背中を押し、気づいたときには無心になってローン用紙に思いの丈をぶつけていました。二年ほどまえの突然のできごとでした。ちなみに「氷の世界」のジャケットで井上陽水が抱えているのもLG-0です(忌野清志郎の借り物とのことですが)。
図0 買ったその日に撮った写真。とてもかわいいでしょう。
GibsonアコースティックといえばJ-45やJ-200、ハミングバード、鳩…といったイメージですが、軽い!小さい!安い!の3拍子揃ったスモールボディもぜひお勧めしたいと思い、本日は当店に在庫しているLG-1をお題にひとつ。
【歴 史】
“LGシリーズ”は”Lシリーズ”の後継として1942年、LG-2の登場からはじまります。第二次世界大戦の影響により幅広いスプルースを確保することが困難になったため、スモールボディをつくる必要があったとされています。1946年、LG-2のナチュラルフィニッシュとしてLG-3が登場。サンバーストは塗装で木目の粗を隠すことができるのに対し、ナチュラルはそうはいかないので貴重な目の美しいスプルースを採用しており、そのためLG-3はLGシリーズの最上位機種にあたります。J-45とJ-50の関係性と似ています。そして翌年1947年、戦後の社会にギターを普及させるべくLG-2よりさらに安価なモデルとしてLG-1が発表されました。LG-0は1958年、オールマホガニーボディにすることでLG-1よりもさらに安価なモデルとして登場しました。そうです、モデル名は登場した順に0、1、2、3ではないのです。
【特 徴】
①LG-1とLG-2はスプルーストップ、マホガニーサイド&バックと材や見た目こそ同じですが、ブレイシング構造に相違があり、それによりコストを下げることに成功しました。フラットトップの多くの場合、Xブレイシングを採用しておりますが、LG-1は3本の力木を平行に並べた(そのさまが梯子[=ラダー]にみえることから)ラダーブレイシングを採用しています。ブレイシング構造が異なればもちろん音色も変わり、Xブレイシングはボリュームがあり伸びやかな音色に対し、ラダーブレイシングはガランガランと少々荒い箱鳴りというような印象になります。ちなみにこの2つのブレイシング構造はサウンドホールを覗くことで簡単に見分けがつきます(図1)。
図1 Xブレイシング(左)とラダーブレイシング(右)の違い。
(左)は斜めにはいった力木が2本みえることに比べ、(右)は平行になった1本の力木がみえる。※わかりやすく矢印いれてあります。
②63年ころから作業効率をあげるためスペシャルブリッジ[別名:プラスチックブリッジ]が採用されていきます(J-45やハミングバードなど一部の上位モデルでも採用されましたがすぐ廃止に)。これはプラスチックの塊ではなく、内部は空洞になっており(イメージとしてはレゴブロックのような)、ボルトで固定されている構造をもっています(図2)。プラスチックは決して頑丈な素材ではありませんから、経年変化や弦の張力により、変形や剥がれがみられます(図3)。そのため木製のものに交換されている個体が多く見受けられます。当店にあるLG-1の3本中2本が交換されています。オリジナル度は下がってはしまいますが、何より安心して使えますし、プラスチックに比べて弦の振動がダイレクトにボディに伝わるため、しっかり鳴るという利点もあります(それでもいなたさはあります)。
図2 反射鏡でブリッジの下を映した様子。4つのボルトが確認できます。
図3 ブリッジの変形により、ボディとの間に隙間があるのが確認できます。
このようにコストダウンが目的の仕様を盛り込んだLG-1ですが、このラダーブレイシング×プラスチックブリッジによる軽やかで味わい深い箱鳴りは唯一無二です。そして小振りなボディは取り回しがよく、気づいたらいちばん弾いているギターだ、なんてことになると思います。実際にぼくもそうです。LG-1をはじめとするLGシリーズは中古市場でも比較的個体数が多いことから、ギブソン社の「ギターを普及させる」という目論見は成功したといえるのではないでしょうか。そう思うと非常に感慨深いですね。最後になりましたが、当店にあるLG-1 3本は偶然にもすべて66年製。ですが鳴りはもちろん、カラーも1本1本違います。ぜひ会いに、そしてお試しいただきたいです。お待ちしております。では。
商品ページはこちら
4F 星
井上陽水/氷の世界-40th Anniversary Special Edition(DVD付)
歴史の始まり、1952年製Les Paul Gold Top
G-Club Tokyoの藤川です。
すっかり間が空いてしまいましたが、また素晴らしいギターが入荷したので紹介します。
1952年製のLes Paul Gold Top。
Excellent +位でしょうか?
全ての歴史が始まった初年度のレスポール、バインディング付、シリアル無し期の豪華な1本。
オリジナルフィニッシュのままでありながら当時の美しいラッカーの光沢が綺麗に残っている極上のコンディションです。
やや細身のソフトVに近いシェイプを持つネックグリップ、黒々とした艶のあるハカランダの指板、58年頃まで採用されていたスモールフレットは、プレイヤーの弾き心地を最大限に意識した丁寧で美しい仕上がりをそのまま残しています。
ボディートップには角度を変えると微かに浮かび上がるウェザーチェックがありますが、64年の歳月を経ているとは思えない程、大切に保有されていたことが伺えます。
ピックガード、ピックアップカバーを始めとするプラスチックパーツもまた程好い色灼けがうっすらとある程度で、全体的な高級感を醸し出しています。
ヘッド表面の傷も最小限で、ペグもシュリンクの無い透明感を残したままのオリジナルです。
電装部もハンダバージンで、手を加えられた様子が無いオリジナルとなっています。
4kg程の抱え心地は丁度良く、故レス・ポール氏が最初に拘った『仕込角1°』から生まれる緩めのテンション感も絶妙で、甘く深い倍音とゴージャスなサスティーンを伴う極上のトーンを生み出します。
まるでL-5のような太く甘美な低音を纏ったJAZZトーンから抜けの良いブルース、ロック風なドライブまで万能なサウンドとなっている事にも驚かされます。
現存数が少ない初期レスポールの極上コンディション。世の中に『無駄な物』が殆ど無かった時代の丁寧な物作りの質の高さに思わず溜息が漏れる1本です。
ケースはオリジナルのLifton社製【California Girl】。
初期レスポール用の丸みを帯びた独特のシェイプは、デュワン・オールマンが嘗て使用していたゴールドトップが収納されていた事でも有名でマニアックな人気があります。
仕込角が浅かった初期モデルはヘッドがケースの底に付かない所など、元々はしっかりと設計されていた物だった事に気付かされます。
ケース底部に破損がありますが、使用上の問題はありません。
歴史の始まりから実は完成されていたのに、わざわざ廻り道をしてしまったような…
そんな気分にさせられる1本です。
→商品ページはこちら
DAVID T WALKER の最新ギターについて
G-Club Tokyoの藤川です。
いよいよ今月末、当店にDAVID T WALKER 氏が来店する事になりました!
名前を聞いて
『ええぇ~~~っ、嘘だろ‼』
と驚く人と、
『誰?それ?』
と言う人に分かれると思いますが…
名前は知らなくても、彼のギターを聞いたことが無い人は殆どいないのではないか、と思われる、【世界で最も稼ぐ】(稼いできた)スタジオ系のギターリスト。
ジャクソン5、マービン・ゲイ、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、クインシー・ジョーンズ、ダイアナ・ロス、キャロル・キングらのアルバムやヒット曲での名演の他、90年代以降ではドリカムやスマップなど日本のポップスのレコーディングやライブツアーにも参加していました。
マリーナ・ショウの【Feel Like Making Love】でのラリー・カールトンとの名演、日本でも山岸潤史や上田正樹、井上陽水ら実力派ミュージシャンとの共演等、『これでもか!』と言うぐらい語りつくせないキャリアを築き上げるMusician's Musicianです。
なんと、氏が今年から使い始めた新しいモデルの独占販売が決定、そして製作者のマイク・ピータース氏と共に来店し、発売発表会&特別予約会のインストアイベントを行う事になりました。
トントン拍子に決まった話ですが、当事者の私が一番驚いております。
事の始まりは、私の全くのミーハー根性からでした。
David Tの大ファンである事からFacebookでフォローしていた所、昨年末、突然上記の写真が掲載されていました。
『格好良い…』
どうやら氏の新しいギターが完成したらしい。
一見、嘗て使用していたギブソンのバードランド風にも見えますが、何か小振りにも見えます。
『これ、うちの3階にも置きたいなぁ』
年が明け、山岸潤史さんらとかつて組んでいた【Band of Pleasure】が復活、Blue Noto Tokyoでライブを行うとの事。
『これは行かねば!』
と思い、駆けつけた所、氏の腕の中にはあの美しいギターが。
バンドのサウンドは、円熟期に入ったメンバーが織りなす後ろノリのグルーヴが心地良く、肩の力が抜けた素晴らしい演奏でした。
氏の新しい相棒は、ややアコースティック感を残しながらクリアで温かみのある、極上の響きを奏でていました。
早速このギターを製作したマイク・ピータース氏を検索するとHPにヒット。早速メールでアプローチし、
『もしこのギターが発売されるのであれば、是非日本でも販売したい』
旨を伝えると、
『あくまでもあれは本人用のプロトで、特に販売する予定はない』
『もし希望があれば製作する事は可能だけど、David本人に確認を取ってから』
との事。そして待つことたったの1日。
『David が OK なので、問題無いよ』
余りにもあっさり、そして意外にもラッキーな返答にただ驚くしかない私。
『近々 Beach Boys のツアーに帯同して日本に行くので、その時にお店に顔を出すよ』
(マイク氏のHP)
3月下旬、Michael Peters 氏が G'Club Tokyo に来店。
イメージしていたよりも若く、どちらかと言うと実直な職人然とした雰囲気の Mike氏。以前は Carruthers Guitar にて様々なスタイルのギターを製作する傍ら、多くのメジャーミュージシャンのツアーテックとして世界中を飛び回ってきた事等を気さくに話してくれました。
『以前、ジェフ・ベックのツアーで回っていた時は、急に夜中にホテルでリフレットすることになったり、ツアーは色々な事が起こるね』
これまでもアンディー・サマーズら多くのミュージシャンのギターを手掛けてきた Mike 氏は、どちらかと言うとミュージシャンの為の仕事を中心としてきたようです。今回のモデルも、こちらからのアプローチが無ければ販売する予定すら無かったことも納得です。
~DAVID T. WALKER モデルについて~
David T.氏とは、前職時代にフラットトップのギターを製作した事がきっかけとか。
『今回は、かつてのオーソドックスなスタイルのギターに回帰したい』との本人の希望から、このモデルのアイデアを考案。所謂17インチボディーから、より体にフィットするやや小ぶりなボディーにリサイズする為、全体のボディーバランスを試行錯誤する事から開始。ネックシェイプ等 David T.の演奏スタイルにピタリとフィットする形状も模索、入手し得る最良の材を使用し、丁寧なハンドカービングにより極上の1本に仕上げた。
『オーソドックスでありながらモダンな印象を共存させた』鮮やかなブルーバーストと至高のマテリアルを使用して完成した唯一無二の本機は、時代を超えてなお輝き続ける David T.氏のサウンドを思うままに表現する究極のギターとなりました。
全てマイク氏による完全ハンドメイドの高品質なギターです。
全く予定外だったモデルの製作を、日本マーケットの為に快く引き受けてくれた Mike 氏。帰国直後、
『良い材が入ったよ』
と、早速このモデルの為に仕入れた木材の写真を送ってくれました。
現在、David T.氏のプロトに次ぐ【シリアル No.#2】の製作を行っています。
このイベントについてはこちら
Peters Guitars詳細HPはこちら
【泉谷しげる登場】恒例! ギブソン ドラマティック・アコースティック Vol.5
イベント詳細・動画ページ公開しました!
↓リンクはこちら
http://www.kurosawagakki.com/sh_g_club/event/report_20160904/
G-Club Tokyoの藤川です。 去年の8月から始まったG-Club Tokyo 4階恒例イベント、『ギブソン ドラマティック・アコースティック』の第5回目を9月4日(日)に行いました。 今回のスペシャルゲストは、なんと!
遂にこの日が来てしまいました。 そもそもこの企画は、『出演して頂いたゲストにお友達を紹介して貰う』という、どこかで聞いたことがあるような流れで次回の出演者が決まると言うコンセプトでスタートしました。
毎回スタッフの間で『次は誰になるんだろう?』と楽しみにしています。 私が大ファンであることから、『最終的なゴールは泉谷しげる!』と言い続けていましたが、そのまさかのゴール、泉谷さんが登場してくれることになりました。 (実は、今回は別ルートでのご紹介でしたが…)
泉谷さんらしいギターにまつわる爆笑トーク&ライブ。
狭い店内は超満員、2時間近く愛用のビンテージJ-45を弾き倒し、声が枯れるまで熱唱。最後はオールスタンディングでライブ会場さながらのステージとなりました。 ここではほんの一部をご紹介します。
⇓ホットな話題を盛り込んだ【黒いカバン】*最後まで聞いて下さい(笑)
⇓ソロ・アーティスト、伊達幸志さんのスライドもバッチリ。【春のからっ風】
⇓【春夏秋冬】
お客様一人一人にサインをした泉谷さん。
最後にスタッフ一同と記念写真
後日、フルバージョンのレポートページを作成しますのでお楽しみに。
イベント詳細ページ、動画をアップしました。
↓こちらをクリック
http://www.kurosawagakki.com/sh_g_club/event/report_20160904/
尚、9月30日発売のライフスタイル・マガジン【Lightning】紙面でもレポート掲載予定なので、こちらもお楽しみに!
ご好評につき、、、
円高還元セール8/20~9/11まで
が、なんと、、、、
ご好評につき9/25まで
期間延長でございますっっっ!!!
予定が合わずお店に来れなかった方、
「えっ!?こんなセールやってたの??」という方、
はたまた大蔵省の許可待ちだった方!!
まだまだチャンスです!!
セール対象商品も新たに追加されておりますっ!!
お問合せお待ちしています!!
G'Club Tokyo
今が狙い目!?
本日は知る人ぞ知るGibsonのピックギター【L-50】をご紹介します。
アーチトップギターの中でもピックアップが搭載されていない【ピックギター】。
現在ではGibson J-45やHummingbird等フラットトップのアコースティックギターをメインで使われているアーティストの方々がピックギターに持ち替えて弾き語りをするなんて場面もよく見られますね。
今回ご紹介するGibson L-50ですが、現在は生産されていないモデルとなりますが根強い人気を誇るモデルなんです。
こちらは1953年製L-50。
ピックアップが搭載されていないので生音をしっかりと聴かせる為に強いピッキングで演奏する事が当たり前だった時代です。
数々のステージを乗り越えてきたであろう勲章がしっかりと刻まれています。
また50年以上前に製作されている為、生々しい傷が良い雰囲気を醸し出していますね。
写真だとわかりませんが実物を手に取るとヴィンテージギター独特のオーラを醸し出しすぎているんです!!
このL-50の特徴はTOP材がスプルースであるという事です。
スプルースのふくよかなトーンがしっかりと感じ取れます。
そしてこのモデルの最大の特徴はというと、、、
Gibson Les Paul Standard同様のディッシュインレイ。
レスポールファンの方にはお馴染みのポジションマークですね!!
ですが、、、レスポールと一つだけ違うところが、、、
なんと1フレットからポジションマークがあるんです!!
独特な雰囲気がありますね。
もちろんサウンドもGOODですよ!
50年以上前のギターが現役で使えるという事にも驚きですが、ピックギターの場合値段に一番驚いてしまうかもしれません。。。
Gibson黄金期である1950年代、ホンジュラスマホガニーやハカランダといった現在では希少な木材を贅沢に使用している事を考慮しても値段に驚きです!!
気になる方はこちらをポチっと!
どうですか?めちゃくちゃ、、、、
安くて驚きませんでしたか??
「おいおい、安くていいけどピックアップ搭載してねーと弾けねえよ!!」
なんて方にはピックギターにフローティングピックアップを取り付けるのをオススメします。
この攻めてるルックス、かっこいいです!!
こちらも同じく1953年製のL-50。DeArmondピックアップを搭載した個体です。
このギターの詳細はコチラ!!
ピックアップを取り付けて演奏するも良し、生音で爪弾くも良しのヴィンテージギター。
お手頃な価格が嬉しいですね!!
G'Club Tokyo3階では他のモデルのピックギターも在庫しております!
是非お問合せください!!
セミアコといえば、、、
本日はES-335のご紹介です。
ES-335は1958年の登場以来生産が止まる事無く現在に至るロングセラーモデルです。
一口にES-335と言っても年代によってその仕様は様々なのですが本日は1970年代後半のES-335TDにスポットを当てたいと思います。
70年代の特徴と言えば大き目のFホール
[b]と[o]の上部が閉じたヘッドロゴに少し下に下がったクラウンインレイ
そして3ピースネックにボリュートですね!!
ネックも1969年から3ピースマホガニーネック、1970年代半ばから3ピースメイプルネックへと変わります。
3ピースメイプルネック仕様のセミアコは現在ではレアな仕様で、現行モデルだとB.B.KINGモデルのみとなっているんです。
ルシールと同じネック材、、、なんかぐっときますよね。
そして気になるボディ内部の写真もちらっと。
ネックジョイントやセンターブロックの形状も大きく変わり、より箱鳴り感の大きいサウンドになります。
その他、1975年から1977年まで使用された楕円形のデカールなんかも時代を感じますね。
そして、これ!!
コイルタップスイッチ!!
「なんでもできるぜ!!」と言わんばかりのギターなんです。
もちろん弾けば「なんでもできるぜ!!」って聞こえてくるぐらい使いやすいです!!
コイルタップで軽いサウンドのカッティングなんかできちゃいます!!
と、非常に興味深い仕様やモデルが多いGibson70sギター【ES-335TD】のご紹介でした。
なぜ今回70年代後半のES-335TDを紹介したかというと、、、
近日販売予定だからですよっ!!
1976年製ES-335TD販売開始まで今しばらくお待ちください!!
G'Club Tokyo3F
カスタムショップ現地オーダーのお話 その1 Murphy Burst and Aged
2階担当の藤川です。
6月に行われた現地工場出張で木材選定、オーダーしたモデルが続々と入荷してきました。
今回はこの中でも特にオススメな『特注モデル』にスポットを当ててみたいと思います。
エレキ部門の現地出張は年4回。
まずはメンフィス工場から始まり、
約4時間掛けてバスで移動、
ナッシュビルに到着しカスタムショップ工場、USA工場、エピフォン本社等を巡る1週間の工程になります。
この1週間の工程の中で、最も時間を過ごすのが、カスタムショップ工場内での木材選定です。
工場内にストックされているメイプルを全て隈なく見て選定します。
時には、一度見たパレットをもう一度見直したりと、ほぼ3日掛けて日本マーケット用の極上材を選り抜きます。その数およそ2~3,000枚!
この中からそれぞれのモデルに適した板材を、国内のキーディーラーを代表する精鋭達により選別します。
59LP用、59LPAgedモデル用、58LP用などなど、日頃店頭でお客様との会話の中からヒントを得たイメージや、よりコアなモデルのアイデア等を共有しながらの作業となります。
2013年末からスタートした、日本のみの特別企画【Painted by Tom Murphy】シリーズのアイデア等もこの中から始まりました。
90年代初頭、スタートしたばかりのヒスコレ製作に深く関わったトム・マーフィー氏。当時リアルなビンテージ・レスポールを再現すべく、その美しいサンバーストのフィニッシュを現代に蘇らせるペイントを担当した氏に、満を持して再び最新のモデルにペイントを施して貰う企画は国内外から大きな反響となりました。
更に2015年夏、究極のリイシュー【True Historic】の完成を受け、この企画がバージョンアップ。トム・マーフィー氏によるペイントに加え、氏の手による"ハンド・エイジング"までして頂く『二刀流』モデルとしてアップグレードしました。
これまでの氏のキャリアの中でも前代未聞の、『第一人者を完全に独り占め』モデルは、現在まで日本のみの、カスタムショップ最上級の企画となります。
こちらの企画は、氏と共にミーティングを行い、毎回それぞれのテーマを決めていきます。
ビンテージ・ギターを知り尽くした氏の長いキャリアから生まれる再現力と美しいカラーリングを最大限に活かすべく、我々もこのモデルの為の特別な材を選定します。一切の妥協も許さず、最上グレードのメイプルのみとするため、予定枚数はありません。1回の選定会で選ばれた材の枚数分のみの生産となるので、毎回限定本数が変わっています。
今回のテーマは、バーストの褪色が進み、アイスティーからハニーバースト、レモンバーストへと変化する過程の、現存するビンテージ・レスポールの中でも最も美しいと言われる絶妙なカラー。色気の漂うアーチトップの外側に薄っすらと残るブラウンが、下地の黄色を浸透して生地にまで染み渡った色合いを再現して貰いました。見る角度により変化する杢目と一緒に色味の濃淡が変化する、どこから見ても美しい『レスポール百景』が完成しました。
ボディーバックのカラーリングは、トップの褪色具合とマッチした、寸止めのフェイド感をアニリン染めにて再現。こちらはエドウィン・ウィルソン氏による究極の配合で、マホガニーの導管に赤味を残しながら限りなくナチュラルに近いカラーを実現。
出来たばかりのギターでありながら、半世紀の時を経たような、存在感を醸し出しています。
もう一つ、今回のモデルにのみ追加したディテールが、カスタムショップより発売されたことのある、某ミュージシャン所有機のレプリカで採用されたリアルなネックシェイプです。
若干細身のラウンド形状は、実存するビンテージの持つプレイヤビリティ-まで再現しています。
そして、マーフィー氏の真骨頂であるリアルなエイジング。カラーのフェイドと共に積年の傷を丁寧に再現され完成したギターは、圧倒的な風格を纏っています。
PUはフロントにCustombucker、リアには若干出力を抑えたCustombucker Sを指定。E-Buckerに近い出力とサウンドキャラクターを持つCustombucker Sを搭載することで、ボディー全体を震わせる生鳴りと調和し、ギター本体の持つポテンシャルを最大限に出力する事に成功しています。
そして入荷してきたのがこちら。
現在、絶賛販売中です。
http://www.kurosawagakki.com/items/detail/446901.html
ダブルカッタウェイのフルアコ[ES-150]
Gibson ES-150DN が久々に入荷しました。
一見、ES-335!?と思ってしまいますが深胴のフルアコなんです。
1969年に登場し1974年に生産完了という僅かな期間でしか製作されておらず、市場に出回る本数も多くないモデルです。
こちらの個体はオレンジラベル最終期の1970年製。
ネックは3ピースマホガニー(ノンボリュート)。
ピックアップはステッカードナンバードPAF。
と、まぁ普通のフルアコです。
と、、、、思いきや普通のフルアコじゃない!?
そうなんです。
しかもマホガニーではなくスプルース。どんな音がするんだろうかと気になっちゃいますね。
ちょっと見辛いですが内部の画像です。
なんだこれは!?
と思いつつ急いで弦を張って音を出してみると、
いい。。。いいぞ!これはいいやつだ!!
あげぽよ(死語)だっ!!!
ってなりました。
レスポンスが良く低音域がタイトです。ラミネートメイプルとスプルースブロックの絶妙なトーンです!
ダブルカッタウェイでハイポジションが弾き易くハウリング対策に効果的なスプルースブロック。
そしてマスターヴォリュームが搭載されているのもポイントですね!
弾き手の事を熟考されたのがよく伝わる演奏性を重視したモデルです。
是非一度お試しください!!
ES-150と言えばCharlie Christian(チャーリークリスチャン)氏が思いつきますがダブルカットのES-150と言えばやはりJesse van Ruller(ジェシヴァンルーラー)氏ですね。
G'Club Tokyo 3F
Custom Shop現地オーダーのお話 その2 ハンドセレクト・ハードロックメイプル
藤川です。
引き続き現地オーダーのお話です。
今回の選定会のもう一つのハイライト・モデルが、最近入荷してきた
【True Historic 1958 Les Paul HRM "Hand Selected" Hard Rock Maple】
です。
ナッシュビル常連組の日本ディーラーのメンバーの間でかねてから出ていたアイデアが、ようやく形になったのがこちらです。
近年の日本マーケットのトレンドとして、やはり杢目重視の傾向が強く、特に現地でも『折角工場で選定するのだから、少しでも見栄えの良いトップ材を・・・』と、ギラギラの杢目を選びがちでした。特にTrue Historic 登場以降、1本1本が高価な事から、少しでも際立ったルックスの材を使いたいと、ついつい『杢目依存』になっていました。
それはそれで多くのお客様に喜んでいただいているのですが、反対の意見も耳にする事がありました。
『オリジナルのバーストは、こんな杢目じゃない・・・』
【カスタムショップなんだから、やっぱり極上トップが良い】 VS 【オリジナルを彷彿とさせるリアリティ】
既にTrue Historic自体が、その構造、製作工程、仕上がり具合、そしてそのサウンドまでオリジナルに肉薄している今、ハードロックメイプルのみを使用することでよりビンテージライクなサウンドと風貌を再現できるのではないか?
というわけで、各社の枠を超え、日本ディーラーが挑戦したのがこちらのモデルになります。
日本出発前に予め提案していましたが、現地に着くと既にエドウィン・ウィルソン氏がハードロックメイプルを一箇所に集めて置いてくれていました。
全ての木材の横の面には鉛筆で【BG】【DA】【JB】の記載。これは過去に生産されたアーティストモデルの中でも特に『ビンテージらしい』杢目を持つ生々しいトップにちなみ、工場内ストックの中で特別にカテゴライズされたメイプルのタイプを表しています。
今回の企画にはこれらの材のみを対象とし、その中でも特に雰囲気のある、極上の材を厳選しました。
各社代表の間でのミーティングの結果、今回はあえて58LPとしてオーダーすることに決定。これは、シリーズの中で比較的安価となる58をベースとすることで、高額なTrue Historic の中でも出来る限りリーズナブルなモデルにすること、特に華美ではないトップを意図するため通常プレーントップである58のアップグレードモデルとすること等の理由からです。
但し、価格を押さえるからと言って妥協するのではなく、我々が目指すのは『リアルなビンテージを再現』すること。
カスタムショップのヒストリック・プログラム・マネージャーであるエドウィン・ウィルソン氏の協力を得て、究極を目指しました。
通常イースタン・ハードロック・メイプルは、同サイズに切り出した他のソフトメイプルに比べるとかなり重量があります。ハードロック(硬い岩)と言われる所以かもしれません。
このメイプルと組み合わせるマホガニーには『Light Weight』の物を指定。ビンテージ同様の重量での完成度を仮想し、そのサウンドの要因となるべく絶妙な重量バランスを狙いました。
更に、ビンテージ・フィーリングを再現する為には避けられない、ネックシェイプにもこだわりました。過去にカスタムショップから発売された某アーティスト所有機のレプリカプロジェクトの際にプロファイルした、若干タイトでリアルなグリップを採用。
ビンテージ特有のプレイヤビリティ-を実現するだけでなく、ボディー本体での振動の伝達に大きな影響を与えるネックシェイプにこだわることで、生鳴りのサウンドキャラクターを決定付けました。
フィニッシュは特別カラーのGolden Poppy Burst。『ハナビシソウ』のようなオリジナルカラーで、アイスティーから更に褪色が進みレモンへとフェイドしてゆく絶妙な色味を再現しています。
PUにはオープン・ゼブラのCustombuckerを2基搭載。
勿論カバードがお好みの方用に、True Historic仕様のPUカバーも2つ付属となります。
当店に入荷したのがこちらの2本。
*認定書にもHRM(ハード・ロック・メイプル)の文字が。True Historicシリーズの中でHRMの表記があるのはこのモデルのみです。
なんと、総重量は3.61kgと3.68kg。
狙い通り、重めのハードロック・メイプルと軽量マホガニーの合算は現存するビンテージ・レスポールの中でも最軽量の部類にドンピシャとなりました。
早速サウンドチェック。
やはり重量バランスのせいか、独特のサウンドキャラクターとなっています。
深みのある倍音と、メリハリの効いたクリアな輪郭、ストレスのないボディー鳴りをお聴き頂けましたでしょうか?
只今絶賛発売中です!
True Historic 1958 Les Paul HRM "Hand Selected" Hard Rock Maple s/n 86262
http://www.kurosawagakki.com/items/detail/443405.html
True Historic 1958 Les Paul HRM "Hand Selected" Hard Rock Maple s/n 86268
http://www.kurosawagakki.com/items/detail/443406.html
10月23日は無料インストアイベントです!
10月23日の無料インストアイベントは矢堀孝一氏をお招きしてコンテンポラリージャズギターの第一人者「パット・メセニー」の奏法を解説していただきます。
ウェブページはコチラ!
入場無料のイベントとなりますが予約が必要となります!!
観覧ご希望の方は
・お名前(フルネーム)
・参加人数
・お電話番号
をご記入の上メール、もしくはお電話でお申込み下さい。
メールアドレス g-club@kurosawagakki.com
電話番号 03-3295-2800 (11:00〜20:00)
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。ご了承下さい。
ご予約お待ちしております!!
G'Club Tokyo3F
デキる男のフルアコES-275
本日はGibson Memphisブランドより2016年に登場した巷で話題のフルアコ[ES-275]をご紹介します。
このES-275という機種は写真で見ると大きいのかな?と感じますが実際には15.5インチ・シンボディと小振りなんです。
Super400は18インチ、L-5やByrdlandは17インチ。ES-175は16インチ。
こう比較すると小振りな事がわかりますね。
写真の1番左がスタンダードなモデルとなっており真ん中、右の2本はゴールドパーツ・多層バインディング・ダイヤモンドヘッドインレイ・リッチライト指板と、豪華なルックスのカスタム仕様になっています。
そしてネックジョイントは14フレットではなくES-330のディープジョイントと同じく16フレットジョイント。
フレット数は20フレットではなく22フレット!!
カッタウェイもあるのでハイポジションを多用するギタリストには嬉しい仕様です。
小振りなボディのフルアコでハイポジションも涼しく弾いちゃうなんて、、、
デキる男のマストアイテムじゃないですか??
そしてデキる男は弦交換もスムーズにしたいところ。
フルアコの弦交換って慣れないと結構難しいんです。
元々ブリッジベースが固定されていないので弦を全部外すとブリッジベースが取れてしまいます。
なので動かないように1本1本弦を交換したり、マスキングテープで固定して弦交換したり、、、
ちょっと手元が狂ってブリッジベースが動いた日には
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
(´;ω;`)あぅぅ
↑これモンですよ。
「丁寧に弦交換していたのに動いちゃった。。。」と、頑張った分だけ結構な心のダメージを負うんです。
でもデキる男のES-275は、、、
ブリッジベース落ちません!落ちないんですっ!!
なんでかな?と不思議になったので、、、
ブリッジベースをイジイジしてみたところ、、、
ポロッ。。。
こ、これはっ
そうです。固定式!!長年の悩みも解消されます!!
デキる男は弦交換も涼しい顔で出来ちゃいます!!
程良く小振りな可愛いルックスでありながらハイポジションも弾き易く弦交換もしやすいなんて。。。
これはもうキャバクラでモテモテ間違いな 一目置かれるギタリスト間違いなしですね!
ES-275の当店在庫はコチラ
是非一度お試しください!!
G'Club Tokyo3F
名古屋店オープン!!
ついにオープン致しました。
名古屋店!!
絶賛名古屋店へ出張中の村木より、新店レポートです。
まずは入り口
階段を下りるときれいな出入り口が
管楽器
ウクレレ
クラシックギター
アコースティックギター
エレキギター
ベース
隣にバイオリン
と、新築の香り漂う大変きれいな店舗です。
地図↓
ご来店頂いたお客様には
名古屋出店に対しての、歓喜の声を多数いただきました!
まだまだこれからですので、
皆様にとって良いお店にできるよう努めます。
そしてそして、只今黒澤楽器では、
名古屋店オープンを盛り上げるべくセールを開催中!
そして、当店でも"758セール"を絶賛開催中でございます。
皆様のご来店を心よりお待ちしております♪
History of ES-175
【History of Gibson ES-175】
G-Club Tokyo 3Fアーチトップ担当の池戸です。
ギブソンを代表するフルアコモデルES-175の変遷をご紹介いたします。
【1960年製ES-175D NAT】
1949年より販売開始されたGibson ES-175、発売当時より人気のある商品となり今現在まで生産は途切れずギブソンフルアコを代表するモデルとなりました。
使用ミュージシャンも数知れず、ジョー・パス、パット・メセニー、ウエス・モンゴメリー、ジム・ホールなどのジャズの大御所からスティーブ・ハウなどのロック系のミュージシャンにも愛用されております。
元となったギターはスプルース単板トップ仕様のL-4というモデルのエレキギターバージョンでラミネートメイプルを使用することによりコストダウンもでき単板に比べるとハウリングのリスクも少し解消できました。
ラミネート・メイプル・16インチボディ、24 3/4インチスケール・マホガニーネック、ポジションマークはダブル・パラレログラム・インレイと呼ばれているひし形を2つ並べたデザインでのちにES-350やES-345などにも採用されております。
【ダブル・パラレログラム・インレイ】
1955年には19フレット仕様から20フレット仕様に変更されますが深いジョイントのためあまり意味のない感じがします。
当時新開発のP-90シングルコイルピックアップを1つ搭載しており1954年あたりまではやや丸みのあるピックアップカバーが特徴です。その後、角ばったカバーに変更されます。
1953年にはダブルピックアップのES-175D(型番最後のDはダブルマイクの意味でこの品番のつけ方はES-175が最初だったようです。)
1957年にはPU-490通称PAF(Patent Applied For)と呼ばれているハムバッカーピックアップに改良されます。
1969年から1975年初頭まではネックが3ピース・マホガニー仕様となり1975年初頭から1982年までは3ピース・メイプル仕様となります。
1983年からは1ピース・マホガニー仕様に戻りヘッド角も17度に戻されております。
当店にはこんなカスタムメイドのES-175もあります!
1962年製、当時のカスタムで製作されたと思われる【ES-175】ES-345に搭載されているバリトーン、ステレオ仕様、なんとPAFx2ピックアップです。
2012にはヒストリックシリーズとして1959年の仕様を再現したMemphis製1959 ES-175が生産開始されます。
VOS仕上げによりルックスもヴィンテージさながらです。【Memphis 1959ES-175D】
2016年までに更に進化し、ヴィンテージタイプのトラスロッド、指板、ネックジョイント、ブレーシングの接着をニカワにするなどサウンドにもこだわった仕様となっており、レプリカのブラウンハードケースも付属いたします。
Memphis 1959 ES-175の商品ページはこちらから
来る2016年10月23日(日曜日)午後2時よりES-175を使用したイベントを開催いたします。
タイトルは【ちょっとメセニー、ぱぱっとメセニー!?】と題して矢堀孝一氏をお招きしてパット・メセニー氏の奏法解説していただきながら各年代のES-175のサウンドの違いなども比べます。
Gibson Custom Shop イベント
愛飲している金麦を、最近、糖質75%オフの金麦へシフトしました。
そろそろ中年期の村木です。
Gibson CustomのEdwin Wilson氏、Thom Fowle氏の両雄が待望の来日をされるということで、当店へ訪問いただくタイミングでイベントを開催するべく計画し、昨日10/20(木)、ギブソン・カスタムショップのお客様向けイベントを (結局ほぼゲリラでw) 開催いたしました。
コーヒーなどを飲みながらリラックス・ムードで語らいました。
勿論Dr.Yutaも参戦!!w
Dr.Yutaをご存じない方はこちらをご覧ください↓
『True Historicを鳴らす』
『ギブソン・セミアコ/フルアコを鳴らす』
ギターや認定書にサインを頂きます。
記念撮影~♪
いや~モザイク大変だったw
※まだ写真もらってないお客様いらっしゃいましたらメールください!
ガチのセミナーも面白いのですが、こういうラフに質問したり写真を撮ったりと直接触れ合っていただくイベント・スタイルもいいもんだと思いました。
今後もギブソン専門店ならではの
おもしろイベントを続々開催予定です。
是非ご期待ください!
レスポールのイベントやりまーす!!
息子の影響で"きかんしゃトーマス"に詳しくなりました。
村木です。
今月で当店はオープンから9年が経過、10年目を迎えます。
そこで、
日頃の感謝を込めて、スペシャルなイベントをご用意いたしました!
G-Club Tokyo 9周年記念特別企画
Player別冊
【Gibson Les Paul Standard 1958-1960】LIVE!!
皆さんこちらは購入されましたか?
(わたしは買いましたw)
The GIBSON Les Paul Standard 1958-1960 ※DVD付属
\7,992(税込)
こちらの本に沿った内容で、新旧レスポールの素晴らしさを
体感して頂くべく、今回のイベントを企画いたしました。
また、イベントには素晴らしいゲストをお招きいたします。
加藤 伊知郎氏
永田 ショーザブロー氏
大槻 啓之氏
個人的にも楽しみなイベントです♪
詳細↓
2016.12.11 (sun) 15:00 Start
G'Club Tokyo 2F
観覧無料 / 要予約
観覧ご希望の方はお名前(フルネーム)、参加人数、
お電話番号をご記入の上メールでお申込み下さい。
(お電話でのご予約は受け付けておりません)
※定員に達し次第締め切らせて頂きます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
G'CLUB TOKYO 村木
謹賀新年
新年あけましておめでとうございます
昨年はG'CLUB TOKYOをご愛顧頂きまして
ありがとうございました。
2017年もまた、変わらぬ皆様のご愛顧を
よろしくお願いいたします。
本年は本日2日より営業しております。
本日は、11:00~18:00
明日3日は、11:00~19:00
4日より通常の11:00~20:00の営業となります。
そして9日(月)の間、初売りセールを開催しています。
大特価の目玉品等多数出品しておりますので
ぜひこちらでご確認ください!
また、店頭にて5,000円以上お買い上げのお客様対象に
豪華賞品が当たる大抽選会もやっております!
そして、お正月といえばやはり【福袋】
その他、いろいろな『お得』がありますのでぜひ皆様
このお正月はG'CLUB TOKYOまでお越しくださいませ
あなたの年の始めを、新しい楽器で彩って下さい!
"ORANGE AMP" 続々入荷中!!


個人的にはよく聴くジャンルで多数のバンドが
使用しているので大好きなメーカーです。
-NAPOLEON -
-ALL FOUND BRIGHT LIGHTS-
最初は独特の"クセ"に難しさを感じましたが、
色々試していくとレンジの広さに驚かされます。
何といっても唯一無二のCuteなルックスですので見栄えは最高です。
当店のORANGE AMPの在庫です↓
"テレキャスターから移行期"のストラトキャスター 54年製初期のハードテイル
長らくブログをサボっていた藤川です。
久しぶりとなった今回のテーマは・・・
なんと、54年製のストラトキャスター。しかも珍しいハードテイルが入荷しました。
当店は【Gibson専門店】のはずですが、こういう素晴らしいギターを敢えてお持込み頂けるお客様がいるお陰で、本当はストラト好きな私としては、ついついニヤケてしまいます。
珍しいハードテイルです。
このルックスでハードテイルといえば、ロン・ウッドの55年製ストラトを思い出す人も多いと思います。
ボディーを白くリフィニッシュすればCHICのナイル・ロジャースみたい、なんて考えるのは罰当たりなほどレアなこちら。
1954年4月に発表されたストラトは、10月から本格的に生産が開始された、との事。それまでの期間のモデルは、それ以降のモデルとは異なるプラスティックパーツや抵抗値の違うポット等を使用した、試行錯誤の痕が見えるプロトタイプ的なものが存在します。
ジャーン!
これです。
スカートの短いポットノブ。弾力性のない硬めのベイクライトを使用したパーツは割れやすいのが特徴ですが、こちら、辛うじて両面テープで止めてあります。なので、このままで使用『可』!
また、この時期のポットはテレキャスター同様のソリッドシャフトとなっています。
そして、ズングリムックリな"フットボール型"のスイッチ・チップもこの時期の特徴です。
角が丸いPUカバーも、54年独特の形状をしています。
トーンポットは100KΩ。
これが、特徴的な野太いサウンドを生み出します。
どうやら、ハンダバージンっぽいです、、、
TGのイニシャルは、この時期に働いていた、タデオ・ゴメス氏によるもの。
プロト期と言われる時期の最終の頃でしょうか?
ボディーのパーツからすると、もっと早い時期に生産されていながらハードテイルのオーダーがなかなか入らず、ようやくこの頃に組み上げられたのかもしれません。
勝手に色々と想像するのも楽しいものです。
ボディーはなんと1ピース!
くっきりとしたアッシュの木目が生々しいですが、この1ピースである所も初期54年製の特徴である"イレギュラー"感でしょうか?
ラッキーですね。
しっかりと残った"スパゲッティー"ロゴ。
ヘッド周辺の丸みを帯びた面取りのカーブもこの時期の特徴です。
やや太めの、近年のカスタムショップサイズに近いフレットに交換されています。
メイプル指板のリフレットはリスクがありますが、指板のオリジナルの塗装を残したままキレイに交換されています。
板目~追い柾目の木取りがされたネック。
現代ではもっと厳格なセオリーもありますが、、、
関係無し!と言わんばかりな所がオリジナルのフェンダーらしいですね。
60年を経た結果、実際に使えてしまうコンディション。
最近流行りの『事実は小説より奇なり』です。
程よく汚れて、威厳があって、さすがの存在感です。
ハードテイルのボディー裏、裏通しの感じは、テレキャスターの頃の名残りをそのまま引き継いでいるようにも感じます。
半魚人か、マーメイドか、最初期のストラトであれば尚更、テレキャスターからストラトへと移行する丁度その頃の面影を感じます。
サウンドは、やはり野太いというか、木の塊がそのまま鳴っているような感覚があります。テレキャスターっぽさが有ると言えばそうとも言える気がしますが、やはりストラトですね。
トレモロ独特のシャープで洗練された感じが無いこともかえって新鮮です。
クラプトンのようにトレモロを固定して使うギターリストもいますが、最初から裏通しのハードテイルには、それ相応のサウンドのベネフィットが十分にあることが分かります。
説明が難しいので、時間の有る時にHPに動画をアップしたいと思います。
100KΩポットの為だと思いますが、アウトプットされるサウンド、特にフロントとセンターは心地よいぐらいファットです。
ケースもオリジナル。
ハンドルとラッチがぶつかるこの時期のツイードケースです。
エレキギターの歴史上ではレスポールと並び最も重要なモデルとなるストラトが誕生した、歴史の始まり。
『最初から凄かった!』
と言える銘器です。
こちらは、大量のカスタムショップ製レスポールで埋められたG-Club Tokyoの2階にて、"異彩"を放っています。